山菜採りやレジャーなどで山に入る機会が増える大型連休を前に、富山県が野生動物の被害防止について話し合いました。近年被害が増加するニホンザルについては、今年度から新たに捕獲に関する研修会を立ち上げます。

24日今年度1回目の対策会議が開かれ、県や市町村の担当者約60人が出席、富山県からニホンザルの被害が増えていることが報告されました。

ニホンザルは警戒心が強く、群れで行動するため捕獲が難しいということで、県は今年度から新たに市町村の担当者などを対象に、わなの設置に関する研修会を開きます。
またこの日は相次ぐクマの被害を受け、一定の条件を満たせば自治体の判断で市街地での発砲が可能になる、改正鳥獣保護管理法について説明されました。
この改正法は人身被害が増える秋ごろを目途に施行される見通しで、国が自治体向けのガイドラインを策定する方針です。