170通の手紙が語る戦争の現実…

一忠さんの手紙の原本は、富山県公文書館に保管されています。その数なんと170通。忠保さんは約40年前、自宅の蔵の中からこれらの手紙を発見しました。

内田忠保さん
「昔解読した時は見ていたんですが、久しぶりです」

33年ぶりに原本を見るという忠保さん。当時、手紙の内容に惹かれて独学で解読を進め、その内容を自身のノートにまとめていきました。

「何時間も古い辞典を持ってきて、横に置いて一生懸命『この字は何だろう、何だろう』と」

全ての解読が終わったのは、およそ3年後のことでした。