オンラインカジノの特殊な危険性

静岡大学の鳥畑与一名誉教授は、オンラインカジノの特殊な危険性を指摘します。

30代男性
「営業時間がないですよね。もう24時間永遠と部屋にこもってギャンブルすることができるっていう特性があるわけです」

さらに、AIを駆使した運営側の巧妙な戦略も問題です。

30代男性
「ビギナーズラックっていうのは演出できるわけですよ。初心者に対しては、たくさん勝たせてあげて夢中にさせる」

こうした仕組みが、ユーザーを依存状態に誘導していくといいます。

違法とは知らずに手を出したオンラインカジノ。
男性は3年の時効が過ぎた今も、賭博に手を染めたことを後悔しています。

30代男性
「やってしまったなというか、罪の意識は今はありますね」

警察庁の調査では、オンラインカジノの年間賭け金総額が推計1兆2000億円を超えることが判明しました。この数字は、問題の深刻さを物語っています。

オンラインカジノの脅威は決して他人事ではありません。若者を中心に広がるこの問題に対し、地域ぐるみでの啓発活動や支援体制の構築が急務といえます。