全国有数のサクラの名所「弘前公園」で23日、園内のソメイヨシノが満開となりました。その様子について、白川 舞アナウンサーの報告です。
白川 舞 アナウンサー
弘前公園・西堀の「桜のトンネル」に来ています。午後6時現在、空気が少しひんやりしてきましたが、風は弱く、夜桜を楽しむにはちょうど良い気温になってきました。

ここではライトアップがはじまりました。
日中とはまた違った表情を見せてくれていて、すごく幻想的です。

頭上を覆うほどのサクラに、訪れた人たちは一度足を止めて、シャッターを切っている様子なども、見受けられます。
私が今いる「桜のトンネル」は全長360m。歩くだけで花びらに包まれているようで、すごくきれいです。

そして、あちらに見えるのが『春陽橋』です。
ライトアップされたサクラとの美しいコラボレーション。まさに息をのむような絶景です。


23日は風があまり吹いていないので、両岸のサクラが鏡のような水面に映り込み、幻想的な景色を作りだしています。
弘前の桜の美しさの裏には、“弘前方式”と呼ばれる特別な手入れがあります。


りんご栽培の剪定技術が応用されていて、枝が低くボリュームのある花を咲かせます。実は23日の日中は雨が降っていました。それでも、国内外から多くの観光客が訪れ、傘を差しながらも桜を楽しむ人の姿が多く見られました。
横浜から来た人
「すばらしすぎます。1つのサクラでも川面の方に垂れているのと、道の方に垂れてトンネル。二役やっている」

園内には52種類、約2600本ものサクラが植えられていて、今まさに『満開』です。
園内の桜の見頃は23日~25日頃までです。その先は26日頃から、花びらが風に舞う「桜吹雪」、そしてお堀を覆う「花筏」も見頃になる見込みです。

全国屈指のお花見スポットはまだまだ、移りゆく春の姿を楽しめそうです。