旧統一教会との関係断絶を巡る富山市議会の決議などについて、信者の男性らが損害賠償を求めた控訴審で原告側が判決を不服として名古屋高裁金沢支部に上告状を提出したことが23日わかりました。

この裁判は、旧統一教会及び関連団体との関係を絶つとする藤井市長の発言や富山市議会の決議が名誉棄損や宗教ヘイトにあたるとして、富山市に住む信者の男性と教団の関連団体・県平和大使協議会が損害賠償などを求め、市を提訴したものです。

今月16日の控訴審判決で、名古屋高裁金沢支部は原告側の請求を棄却した一審・富山地裁の判決を支持しました。

信者の男性と県平和大使協議会はきのう判決を不服として上告状などを名古屋高裁金沢支部に提出。県平和大使協議会の鴨野守代表理事は「判決内容は到底承服できるものではありませんでした」とコメントしています。