海で事故に遭った人の救助や捜索などを行う海上保安庁の潜水士。金沢海上保安部では15年ぶりに潜水士が配置され、23日、金沢港で「潜水訓練始め」が行われました。

4月から金沢海上保安部に配置されたのは28歳から36歳の潜水士4人です。

配置後初の潜水訓練では、海底に置かれた重さ10キロのおもりを海面まで持ち上げる「錘上げ(すいあげ)」やおもりを抱えたまま泳ぐ「錘運搬(すいうんぱん)」という訓練が行われました。

金沢海上保安部に潜水士が配置されたのは2010年以来15年ぶり。これまで管内で海難事故が起きたときには県外から潜水士が派遣され、救助活動が行われていました。

しかし、砂浜が多く海難事故が起きやすいことや、能登半島地震や豪雨のような大規模な災害に備えるため、金沢海上保安部への潜水士の配置が決まりました。