詐欺を確信した証券会社の社員
村田さんが、男性が暗号資産を受け取るために送金しようとしている取引先サイトを調べたところ実体がないことが判明。
村田さんはその時点で詐欺を確信し、上司の山下さんに相談しました。
上司が自宅を訪れ「詐欺サイト」みながら説得
山下さんは11日男性の自宅を訪れ詐欺の可能性が高いことを説明。
男性が納得しないため、男性が送金しようとしていた暗号資産の取引画面を一緒に見ながら過去に起きた詐欺事件の話をするなど粘り強く説得し警察に通報しました。
その結果、男性が新たに500万円をだまし取られることはありませんでした。
新たな被害を防いだ2人は「顧客の男性はこれまで何度も詐欺被害に遭ってきた。今回でストップできて嬉しい」と話しています。
野村証券・久留米支店 村田正泰さん
「しっかりと会話をしていくことによって、同じようなことが防げるんじゃないかなと思います」
警察「金融庁などに登録された業者か確認を」
警察は暗号資産の取引をする場合、金融庁などに登録された業者であるか必ず確認するよう呼びかけています。