高知県の推計人口が65万人を割り込む中、高知市は若手職員を中心とした人口減少対策のプロジェクトを発足させる方針です。
21日に発表された4月1日現在の推計人口は初めて65万人を割り込みました。64万8313人このうち高知市では2024年の同じ月と比べて4000人以上減少しています。高知市は転入、転出、転出先などを年代別に調査していて、今後、神谷副市長を中心に「若者が住み続けたい町づくり」を目指すプロジェクトを発足させる方針です。加えて「高知市に帰ってきたくなる」こと、「移住の促進」の3本柱で人口減少に対応していくとしています。

▼高知市 桑名龍吾 市長
「『都会に行った方がいい生活ができる』と思い込んでいる人たちがいるので、『そうじゃないよ』『高知でも十分、充実した生活ができる』ということが、わかってもらえるようなことを、もっと広く伝えていきたい」

また、国が発表した南海トラフ地震の新想定については「一喜一憂せず広域避難の多角化など対策を進める」としました。