IMF=国際通貨基金は最新の経済見通しで、今年の世界全体の成長率の予測を2.8%とし、1月時点から0.5ポイント引き下げました。「トランプ関税」が世界各国の成長率を押し下げると分析しています。

IMFが22日に公表した最新の「世界経済見通し」によりますと、今年の世界全体の成長率は2.8%で、1月時点の予測から0.5ポイント引き下げました。

アメリカのトランプ政権の関税政策の影響で世界各国で成長率が押し下げられると見込んでいて、日本は0.5ポイント下方修正の0.6%、アメリカは0.9ポイント下げて1.8%となりました。

IMFは「世界的な景気後退は予測していない」とも説明していますが、「貿易戦争の激化と通商政策の不確実性は、短期的にも長期的にも経済成長をさらに押し下げるおそれがある」と警告しています。