富山市内の公民館で富山中央署の警察官が人型ロボット「ペッパー」とともに22日、特殊詐欺被害の防止を呼びかけました。
富山市の町袋公民館で開かれた特殊詐欺防止教室には、富山中央署の警察官が町内の参加者およそ30人に県内での特殊詐欺発生状況を説明しました。

県内では去年1年間で196件の特殊詐欺による被害があり、被害額は約22億3000万円に上ります。
なかには3億7000万円だまし取られた被害者もいて、最近では警察官をかたるものや国際電話を使った特殊詐欺が多く発生しているとして警察官からお金を要求するような電話はないことや、「+」から始まる番号からの電話には出ないよう改めて呼びかけました。
最後には参加者全員が、ペッパー君と一緒に「だまされんちゃ!体操」を踊りました。


富山中央警察署生活安全課 宮腰龍峰警部補
「特殊詐欺の手口は日々変わってきています。県民のみなさんは県警のアプリなどで最新の情報を入手して絶対に被害に遭わないようにしていただきたい」