地域の基幹産業のひとつシイタケ生産を学ぼうと、宮古市の小学生が原木に菌を植え付ける植菌を体験しました。

シイタケの植菌体験が行われたのは、宮古市の山口小学校です。

22日は3年生の児童32人が地元の農家の指導で、ドリルで穴を開けたほだ木に木槌を使って菌を植え付けた駒を打ち付けました。
山口小学校は、子どもたちに地域の産業について知ってもらおうと、10年近くこの取り組みを続けています。

植菌されたほだ木は校舎脇の畑に運び、今後児童たちがシイタケの生育状態を観察することにしています。

(児童は)
「直径がこのくらいに育ってほしい、とにかく大きく育ってほしい」
「初めてやったのと友だちとできたことがうれしい」
(農家 中沢翔馬さん)
「なかなか普段できる体験ではないので、スーパーで並んでいる食材を見たときに思い出されるきっかけになればいいと思う」

植菌したシイタケは2026年秋に児童たちが収穫し、自宅に持ち帰る予定です。