各地の自治体などが所有する公用車のカーナビで、NHKの受信料未払いが相次ぎ発覚している問題で21日、新たに島根県の雲南市と飯南町が未払いだったことを発表しました。

島根県雲南市のNHK未払いの額はおよそ133万円。雲南市によると、未契約だったのは公用車全136台の内14台です。最も長いものは10年7か月間にわたり契約されず、未払いの受信料は合計132万8735円ということです。

一方、飯南町はおよそ151万円。未契約の車両は、町長部局10台、教育員会3台、病院2台、合わせて15台で、最も長いものは15年2か月間にわたり契約されず、未払いの受信料は合計151万2000円ということです。

ともに、公用車のカーナビにテレビ受信機能がある場合、受信契約が必要になるという認識が不足していたためとし、今後、公用車を導入する際は、必要がない限りテレビ受信機能がないカーナビに切り替えるとしています。

この問題では、雲南市を含む1市2町で作る雲南広域連合の雲南消防本部で消防車など12台の未契約があったほか、複数の自治体で同様の事例が発覚していて、島根県でも約1430万円の支払いが必要となっています。