新年度に入り新たな人員体勢のなかで地震や大雨などの災害に備えようと、21日、石川県内の各警察署で災害警備訓練が行われました。
このうち午前7時から金沢西警察署で行われた訓練は、県内を震源とする最大震度6強の地震が発生した想定で行われました。訓練では地震で停電が発生し信号機が使えなくなった場合に行う発電機を使った復旧方法を確認しました。
記者
「こちらでは、警察官と海上保安庁の職員が連携して、災害救助用ボートの使い方について確認しています。」
また、去年9月に能登地方で発生した記録的な豪雨を受け、今回は初めて大雨で河川が氾濫した想定でも訓練が行われました。金沢西警察署は市内の沿岸部を管轄していて、実際に災害救助用のボートを膨らませ水上で漕ぐなどの操作方法を確認しました。
金沢西警察署・松村圭警備課長
「我々地元の警察署員が、自分で考えて判断して行動できるように一人一人の警察官の災害救助能力の向上を図ることが今回の訓練の目的です」
また21日は、大聖寺警察署や珠洲警察署でも訓練が行われ、災害時の対応について確認が行われました。