◇4月18日(金)埼玉西武ライオンズ(パ3位)vs福岡ソフトバンクホークス(パ6位)/ベルーナドーム
◇連敗ストップかけた試合は1点を争う接戦に
ソフトバンクは1回、15イニング連続無失点と好投を続けていた西武のエース今井達也から、2アウト3塁とチャンスを作るが、4番・山川穂高は空振り三振に倒れ、先制とはならない。一方、ソフトバンクの先発は今季初勝利を狙う有原航平。1回は三者凡退に抑える立ち上がり。ところが3回、2アウト3塁の場面で、西武の2番・源田壮亮の内野ゴロをセカンド廣瀨隆太がエラーしてしまい、思わぬかたちで先制される。
2回以降、毎回先頭バッターに出塁を許す有原だったが、味方が堅い守りで援護する。5回には、1番・ショートでスタメン出場の川瀬晃が背走のスライディングキャッチを見せると、6回2アウト2塁の場面では、スタメンマスクのキャッチャー海野隆司が、相手の隙を見逃さずセカンドへストライク送球、強肩でアウトにしてみせた。
一方の打線は、1点を追う7回、先頭の2番・佐藤直樹がフォアボールで出塁すると、佐藤はすかさず盗塁を成功させる。3番・栗原陵矢は、ファーストゴロ。しかし、1アウト3塁とチャンスを広げ、4番・山川穂高へと繋ぐ。第1打席に三振に打ち取られた山川だが、ここは何とか食らいつく。両者の意地と意地がぶつかる対決は、7球目…ヒットとはならないが、内野ゴロの間に同点とする。今井は22イニングぶりの失点となった。
連敗ストップへ、まずは同点としたソフトバンクだったが、そのウラ、有原がまたしても先頭バッターにヒットを許すと、1番・西川愛也に勝ち越しのタイムリー2ベースを打たれてしまう。
それでも、その差はわずか1点。終盤に巻き返しを狙うが、8回、9回と三者凡退に倒れたソフトバンク。結局ノーヒットに終わり、接戦を落とした。4連敗で今季早くも5位の楽天と並び10敗目を喫した。
(試合結果 西武2-1ソフトバンク)
そのほか、開幕から毎試合ヒットを続けていた周東佑京は、この試合に欠場したため、記録は「16試合」でストップした。
また、正木智也が5回の第2打席にアクシデントに見舞われた。大きく空振りした際に、左腕を痛めたと見られ、苦悶の表情を浮かべたまま、途中交代となった。