日本製鉄によるUSスチールの買収計画について、アメリカのトランプ大統領は日本との関税交渉とは分けて取り扱うとの考えを示しました。

記者
「きのう、日本と協議しましたが、日本製鉄の計画は関税交渉の一部ですか?その件を日本と話しましたか?」

アメリカ トランプ大統領
「ないと思うな。つまり、別々のものとして考えるつもりだ」

トランプ大統領は17日、関税措置を巡る日本との交渉の中で、日本製鉄によるUSスチールの買収計画はテーマにならないとの認識を示しました。その上で「交渉の一部になり得るとは思うが、関税交渉というのは、もっとシンプルなものだ」と指摘しました。

トランプ氏は今月、政府の「外国投資委員会」に買収計画の審査を改めて行うよう命じています。

ただ、この日も「日本には敬意を表するが、外国企業がUSスチールを買収することは望んでいない」としていて、「投資ならば認めるが、買収は認めない」とするこれまでの主張を繰り返したかたちです。