「やせたい」小学6年生女児 50%以上

内閣府の調査によると、「やせたい」と思う女児の割合(2023~2024年度)は
小学1年生・・・35.5%
小学6年生・・・50.5%
となっています。

医療ジャーナリスト 森まどか氏:
年々低年齢化しているダイエットが課題になっているんですけれど、そもそも日本の若い世代が持っているボディーイメージが少し歪んでいると考えられています。
他人が自分を見るよりも、自分が自分を見る方が太っていると感じてしまう方が多い。
例えばメディアで活躍しているアイドルや憧れのモデルさんがこの体型だったら自分はもっと痩せないといけないと小学生のうちから強迫観念にとらわれてしまう。
また若いご両親がそういったイメージをそのまま持っていると、「うちの子は太っているんじゃないか」「もう少し痩せた方がいいんじゃないか」と思うことにも結びついているのが現状ですね。

健康的にやせるには

女性の低体重/低栄養症候群ワーキンググループの田村好史副委員長は、
▼ちゃんと朝ご飯を食べるよう
▼ちょっと運動しよう“8000歩”歩こう
▼夜ちゃんと寝よう
過度な食事制限や運動に走らず、健康的なダイエットを心がけることが大切だとしています。

医療ジャーナリスト 森まどか氏:
朝食をしっかり食べることに関しては、20代女性の朝食の欠食率が3割を超えていて、食生活全体に対する関心が低くなっているというのもありますよね。

恵俊彰:
こういうのって“考え方”だから、美しく健康でいることが大事なんだと考えると、ちょっと変わってきませんかね。

医療ジャーナリスト 森まどか氏:
そうですね。何が一番かといったら、やはり10年後、20年後、もしくは50年後にしっかりと健康でいられることだと思うので、私達が意識を変えていく必要がありますね。

(ひるおび 2025年4月18日放送より)
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<プロフィール>
森まどか氏
日本医学ジャーナリスト協会正会員
医療問題など数多く取材し発信