全市民に、「5000円分のポイントがついた交通系ICカード」を無料配布します。
新見市とJRとがタッグを組んだ「オリジナルICOCA(イコカ)」の使用が、きょう(24日)から始まりました。このカードには様々な狙いがあります。


きょう(24日)から運用が始まった、「新見市オリジナルICOCA」です。


鉄道利用のほか、市内のスーパーや飲食店など、新見市内の90の加盟店で利用できます。それだけでなく、市内の加盟店で使える「地域ポイント=にーみんポイント」も100円の買い物につき1%付くというものです。


対象は、全市民およそ2万7千人で、申請すれば最初に5000円分の「にーみんポイント」が付与されるとあって、すでに1万8千人が申請しているということです。


(新見市産業部 谷本隆之次長)
「新見というところは、JRとの関係性もすごく深い地域です。JRが発行しているICOCAを活用して、地域内の経済を活性化させていきたい」

岡山県北部では、ローカル線の存続について議論される中、「新見市オリジナルICOCA」は、JRの利用と地域経済の活性化の両方に繋がることが期待されます。

(JR西日本デジタルソリューション本部 和田真吾部長)
「地域と皆様あっての弊社だと考えておりますので、お互い地域を盛り上げる有効な手段になればと考えています」


新見市内のショッピングセンターでは、市が「ICOCA電子マネー」をチャージする機械を設置。


さっそく市民がカードを使って買い物をしていました。

(新見市民)
「嬉しいです。いただけてありがたいです」

「乗るかもしれないですね。普段は車ですけど」



交通系ICカードによる地域活性化の取り組みは、全国で初めてだという「新見市オリジナルICOCA」。
新見市では、年度内にさらに3000ポイントを付与、また加盟店を増やし使いやすさの向上をはかるなど、地域を盛り上げていきたいとしています。