鈴木法務大臣はきょうの記者会見で、「再審制度」を見直すための法制審議会の部会の委員に、袴田巌さんの再審開始を初めて認めた村山浩昭・元裁判官らの就任が決まったと明らかにしました。
刑事裁判をやり直す「再審制度」は刑事訴訟法に規定されていますが、審理の進め方や証拠開示の方法などについて、具体的に定めていません。
去年、無罪が確定した袴田巌さんの事件では、再審開始が決まるまでに40年以上かかっていて、「再審制度」の見直しを求める声が高まり、法務省は先月、制度の見直しを法制審議会に諮問しています。
法制審議会の第1回の部会は今月21日に開かれる予定ですが、鈴木馨祐法務大臣はきょうの会見で、この部会の委員に袴田さんの再審開始を初めて認めた村山浩昭・元裁判官や、日弁連の再審法改正実現本部で本部長代理を務める鴨志田祐美弁護士らの就任が決まったと明らかにしました。
村山元裁判官は2014年に、静岡地裁で裁判長として袴田さんの再審開始を初めて認める決定をし、袴田さんの釈放も認めました。
鴨志田弁護士は、1979年に鹿児島県大崎町で男性の遺体が見つかった事件で10年間服役するも、一貫して無実を訴えている原口アヤ子さんの再審弁護に取り組んでいます。
このほか、検察官や裁判官といった実務家や刑法学者の大学教授など、あわせて23人が委員や幹事に任命されるということです。
今月21日に開かれる部会では、それぞれの委員から検討すべき論点などについて意見が出される予定です。
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