ECB=ヨーロッパ中央銀行は、トランプ政権の関税政策による経済の悪影響に備えるためとして、6会合連続で政策金利の引き下げを決めました。

ECBは17日、理事会を開いて政策金利を0.25%引き下げることを決めました。ECBの利下げは6会合連続になります。

これで、民間銀行がECBに資金を預ける際の金利は、2.5%から2.25%になりました。ECBの発表ではインフレの抑制が順調に進んではいるものの、トランプ政権の関税政策による不確実性で、ヨーロッパ各国で景気失速のリスクが高まっているとしています。

ECBのラガルド総裁は「国際貿易の混乱、金融市場の緊張、地政学的な不確実性が企業投資の重しになっている。経済成長に対する下振れリスクが高まっている」と指摘しています。