福岡市・天神地区の再開発のため、一時移設されていた「天神地蔵」が、元の場所に戻ってきました。

RKB 江里口雄介記者
「ワンフクオカビルディングの前に、天神地蔵が帰ってきました。これからも新しくなった街を見守り続けます」
天神地蔵は、暴走族の取り締まり中に殉職した警察官を慰霊するためおよそ40年前に建てられ、長年、市民に親しまれてきました。
天神地区の再開発工事のため、去年11月から一時的に撤去されていましたが、ワンフクオカビルディングが開業するのを前に元の場所に戻ってきました。
街の人
「天神のこの街をまた守ってほしいなと思っています」
天神地蔵を管理する藤木敏一さん
「交通安全のお地蔵様なので皆様がここを通る時に交通安全、そしてご多幸をお祈りしていただければと思います」

過去には酒に酔った男性に蹴られ首を折られたり、何者かによって、一部を壊されたりするなどしましたが、そのたびに地域住民が修復し元の姿に戻してきました。
町内会の人たちは飲み物を供えて手を合わせていました。