世界最高の飛行技術を競う国際レース「エアレースX」は、今シーズンの開幕戦が行われています。17日は、室屋義秀選手が迫力のタイムアタックを披露しました。
今シーズンの始まりを告げるエアレースX開幕戦。ふくしまスカイパークでは、朝から室屋選手がチームメンバーとフライト準備を進めていました。
エアレースXの参加選手は、世界6か国から参戦するトップパイロット8人。室屋選手はチェコや南アフリカなど、それぞれの国の空で同じコースを飛行するライバルたちと、リモートレースで勝敗を争います。
17日は、そのタイム計測が行われ、室屋選手は仮想のパイロンをイメージしてコースぎりぎりを正確に攻める積極的なレースを展開。最高時速400キロ、重力加速度は最大12Gという極限の世界で、1000分の1秒を争う迫力のタイムアタックを繰り広げました。
室屋選手はおととし、エアレースXの初代王者に輝き、去年はシリーズ総合優勝。年間4回レースが行われる今年は初のシリーズ連覇を目指します。
レクサス パスファインダー エアレーシング 室屋義秀選手「連覇に向けてチーム一丸となってずっと機体の整備を冬の間してきた。1本ずつ確実にタイムを出していければ勝てる機体をチームが作ってくれている。いけると思う」
国際レース「エアレースX」開幕戦の結果は、4月29日に大会公式ユーチューブで配信されるほか、ふくしまスカイパークではパプリックビューイングが予定されています。パプリックビューイングでは、室屋選手のエアショーも予定されていて、ふくしまスカイパークへの入場には有料の駐車券が必要です。