高校生が飼育した和牛の肉質や研究結果を競う「和牛甲子園」で宮崎県立高鍋農業高校の生徒たちが優秀な成績を収めました。
これを記念して、17日、生徒たちに宮崎牛が贈られました。

「和牛甲子園」は、農業高校の和牛飼育技術や研究結果を評価する全国大会で、今年1月に開かれた大会では、高鍋農業高校の肉用牛経営研究班の生徒たちが取組評価部門の優良賞を2年連続で獲得し、枝肉評価部門の審査員特別賞も受賞しました。

ミヤチクは、この取組評価部門で受賞した牛1頭を買い上げ、17日、宮崎牛35キロを生徒たちに贈りました。

学校では、来月、この牛肉を牛丼にして全校生徒にふるまう予定です。

(高鍋農業高校3年 林田陸希さん)
「実家が一貫経営をしていて、そこを継ぐのもいいと思ったんすけど、ミヤチクさんみたいな企業に入って、世界中のみんなに肉を届けて笑顔にしていきたいなと」

(ミヤチク 池上和弘常務)
「世代交代は必ずありますので、そこら辺を踏まえて、いろんな挑戦であったり、中には失敗もすると思うが、そういう体験を踏まえながら、大きく成長をしてほしい」

ミヤチクは、高鍋農業高校が手がけた牛肉や野菜を使用したコース料理を宮崎市の大淀河畔みやちく店で18日から今月30日まで提供。生徒たちが育てたものをより多くの消費者に届けたいとしています。