福島第一原発2号機で行われている燃料デブリの取り出しについて、東京電力は17日、取り出し装置でデブリをつかんだと発表しました。
福島第一原発2号機では、15日から2回目となる燃料デブリの試験的な取り出しが行われています。東京電力は、17日午前、釣りざお式の装置を格納容器の底に下ろす作業を始め、午前11時前に装置の先端部分でデブリをつかんだと発表しました。
今回は、前回よりも1メートルから2メートルほど格納容器の中心に近い場所で、3グラム以下とみられるデブリをつかんでいて、今後、格納容器の外に取り出す計画です。2号機では、取り出し装置に取り付けたカメラを見えやすくするため、注水作業を一時停止しましたが、これまでのところ、トラブルは確認されていないということです。