■治療から4か月後…ゆがみ小さく

これは光莉ちゃんの頭を上から撮影した画像です。

内側が治療を始めた時の形で、右側が若干へこんでいます。

治療から4か月経った現在の形は、外側の線で、ゆがみが小さくなってきたことがわかります。

北海道立子ども総合医療・療育センター 吉藤和久 医師
「治療を始める前が緑の頭の形で、これだけよくなってる」
「改善具合は結構いいほうですね。標準よりは、ちょっといいんじゃないかな」


母親・川田香帆さん
「病院に行こうと話していたのが(生後)4か月のころだった。少しでも良くなってると(治療を)やって良かったなって」


森田絹子アナウンサー)
病院によりますと、これまでは相談を受けても、ヘルメット治療ができる本州の病院を紹介していましたが、道内での治療を望む声が多く寄せられたことから「頭の形外来」を始めました。

保険が適用されないため、55万円かかるのが課題ですが、これまでに23人の赤ちゃんが治療を始めたということです。

「赤ちゃんの頭のかたち外来」は毎週金曜日に開いていて、病気によって起きたゆがみを早く見つけるためにも、気軽に受診してほしいと話しています。

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