都城市で野生のイノシシへの感染が確認された豚熱について、感染拡大を防ぐため、宮崎県は、16日から経口ワクチンの散布を始めました。

今月9日、都城市の用水路で野生のイノシシが死んでいるのが見つかり、その後の検査で豚熱への感染が確認されました。

これを受けて、県は16日から野生イノシシへの感染拡大を防ぐ経口ワクチンの散布を開始。

散布場所は、感染したイノシシが発見された場所から半径10キロ以内の、都城市と小林市、それに高原町にまたがるエリアの109か所です。

県は1回目のワクチン散布を16日から5日以内に完了させ、およそ1か月後に2回目を行う予定です。

野生イノシシは警戒心が強いため、県は経口ワクチンを散布したエリアに近づかないよう呼びかけています。

豚熱経口ワクチンについて確認していきます。

経口ワクチンは、4センチ四方の大きさです。この固形ワクチンをトウモロコシなどのエサと一緒に置いておくということです。


散布場所は感染したイノシシが発見された場所から半径10キロ以内で、都城市が84か所、小林市が6か所、それに、高原町が19か所で合計109か所となっています。

注意事項です。
県は、経口ワクチンの散布地域に立ち入らないこと、そして、ワクチンを持ち出さないよう呼びかけています。
散布地点には、貼り紙を掲示するということです。


今、養豚農家の方は緊張感を高くして防疫に取り組んでいます。私たち県民も協力していきましょう。