今週、宮城県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットルあたり182円80銭で前の週よりも70銭値上がりしました。一方、21日はトランプ関税による原油価格の大幅な下落で値下がりする見通しです。

石油情報センターによりますと、14日時点の宮城県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットルあたり182円80銭でした。前の週よりも70銭高く、2週連続の値上がりです。全国平均は、186円50銭で過去最高値と並びました。

石油情報センターは、値上げの理由について「中東産油国が、原油の販売価格を決める際に設定する調整金が、3月分で大幅に上がった影響を引きずっている」と分析しています。

21日のガソリン価格については「トランプ関税による世界不況で、原油価格が大幅に下がっていて、小売価格も値下がりする」と予測しています。

原油価格の大幅な値下がり見通しを受け、政府は、小売価格が185円を超えた場合に支給する石油元売り会社への補助金について、17日から支給しないと発表しました。2022年1月の制度開始以降支給額がゼロ円になるのは初めてです。