備蓄米はいつから店頭に?

岡山市北区のスーパーです。

(グランドマート 岡本和恵取締役)
「こちらとこちら側がすべてお米売り場になっています」
Q値段はどうですか。

「毎月米問屋からは値上げの知らせがきています。その中でも当社は競合店が多いので、各競合店をみてなるべくそこより安く、地域一番の価格は常に目指していきたいと思います」

しかし、その思いとは裏腹に、今月も値上げに踏み切りました。

(グランドマート 岡本和恵取締役)
「4月1日分からも値上がりという知らせがきたのですが、米問屋からきた連絡が急だったので、4月10日までは、価格を変えずに売って、客にも家で保存できるものは保存していただきたいなというのと、安定した価格で購入してほしいという気持ちで事前に告知をするという策をとりました。5キロ100円とか200円程度であれば、こういうのではなくて、仕入れ値が上がった時点から上げられたらいいのですが、今回は5キロ、一番安いところで500円位、高いところでは5キロで700円あがっているところもあるので、事前に告知をさせていただいた」

全体的にコメの量が少なく、仕入れにも苦労しているといいます。

「明日はコシヒカリはきますか?明日?できれば・・・5、お願いします。できたら10持ってきて下さい」

今は、地元の慣れ親しんだ米問屋から何とか仕入れができている状況のようです。気になるのは備蓄米です。

「当社では今のところ見積もりすらきていない状況です。今の米問屋からの話と状況によるとかなり商品、コメ自体が少ないので中々値下がりというのは難しいのではないかなというのは当社としては聞いています」

JA全農おかやまです。今後の備蓄米の行方や価格について聞いてみると。
(記者)
「いつぐらいに備蓄米というのは店頭に並び始めるのでしょうか」

(JA全農おかやま農産 園芸部小原久典部長)
「本格的に流通するのは4月の中旬になるのではないかと思っています。今回の備蓄米が店頭に並ぶと大体3500円前後の価格になるのではないかという風に思っています。

備蓄米であれば、そういった形で価格は安くなると思うのですが、通常の流通している岡山県産米ということになれば、今後の政府の備蓄米の更なる放出判断等によって変わってくるかなという風には思っています」