青森県警察本部の幹部職員らが「イクボス」を宣言しました。部下の仕事とプライベートの両立を上司が応援します。

イクボスセミナーは、この春から所属長級に昇格した県警の職員18人が参加して行われました。セミナーでは、子育て中の両親を支援するNPO法人「ファザーリング・ジャパン」の齋藤望さんが講師を務め、部下との接し方などを伝えました。

参加した職員
「一緒にいる職場の人は若い人が多くて、ジェネレーションギャップで、どう接したらいいのか…」

ファザーリング・ジャパン 齋藤 望さん
「皆さんが、目線をZ世代の若い人たちに合わせるしかないと思います。要は上から目線ではなくて横から目線でコミュニケーションを取っていくことがすごい大事かなと思います」

このあと、参加した職員は「イクボス宣言」に署名をして、自分自身と部下がともに仕事と私生活の両立に配慮することを誓いました。

青森南警察署 佐藤 裕貴子 署長
「お互いさま・おかげさまの気持ちでつながり、士気の高い、働きたい・働きがいのある職場を目指します」

県警察本部で男性職員の育児休業の取得率は、昨年度は8割を超えて年々増加しています。

県警察本部は、4月から育児休業の名称を変更するなどして、より働きやすい職場づくりに取り組んでいます。