長野県と富山県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」が全線で開通しました。きょう(15日)は富山県側のイベントが吹雪で中止になるなど荒れた天気の中での幕開けとなりました。

「立山黒部アルペンルート」の最高地点・標高2450メートル、富山県の室堂。
開通初日を迎えた15日朝は吹雪となり、気温はマイナス3度でした。


このため、予定していたセレモニーや雪の壁の間を歩く「雪の大谷ウォーク」は中止に。

大阪から:「見たいと思っていたのに、残念」
タイから:「REALLY!?oh、very sad(とても悲しい)」

名物の雪の壁は、きょうの時点で16メートルと平年並みだということです。

一方、長野県側の玄関口・大町市では、予定通りセレモニーが行われました。
室堂に向かう「電気バス」は去年、およそ87万5000人が利用しましたが、今年は90万人を目指します。


丸山記者レポート:「標高およそ1500メートルの黒部ダムにやってきました。あいにくの雪ですが、天気が良ければ雄大な立山をのぞむことができます」

きょうは黒部ダムも雪となりました。

兵庫県から:「本当は天気が良くて山が見たかったですが雪の景色も最高です」

国内外から訪れた観光客は、スマートフォンなどで雪景色やダムを撮影して楽しんでいました。

埼玉県から:「埼玉はすごく暖かいので、久しぶりに寒いと思った」
兵庫県から:「黒部ダムと雪の大壁を見に来た。素晴らしい景色を感じました。雪が降ったのも良かった」

バスの予約は、来月まで、朝の時間帯を中心にアジア圏からの客などで満席に近いということです。

立山黒部アルペンルートは、11月末まで通ることができます。