福島第一原発2号機の溶け落ちた核燃料=燃料デブリについて、東京電力は、15日午前、2回目となる試験的な取り出しに着手しました。

東京電力は、15日午前10時すぎ、福島第一原発2号機で燃料デブリの2回目の試験的な取り出しに着手したと発表しました。今回も、前回と同じ釣りざお式の装置を使い、3グラム以下のデブリを採取する計画です。

東電によりますと、午前10時3分、装置が格納容器の中と外を隔てる「隔離弁」を通過し、取り出しに着手したということです。2号機には、237トンのデブリがあるとみられ、前回取り出された0.7グラムは、現在、茨城県などの施設で分析が進められています。

今回は、前回から2メートルほど離れた場所で採取する予定で、10日ほどで作業が完了する見込みです。