終戦から7年後、高校3年生が五輪出場 銀メダルに

そして終戦から7年経った昭和27年このプールで練習に励んだ美弥子さんの兄・暢(とおる)さんが、ヘルシンキオリンピックに出場します。

大長美弥子さん(87)
「父親もものすごく喜びました、近所の人たちも来ていたけど、それだけはよく覚えていて、一番うれしかったんじゃないかと思います、父親がね」

日本が戦後初めて参加したヘルシンキオリンピック。

当時高校3年生だった暢さんは、競泳男子800メートルの自由形リレーに出場し見事、銀メダルを獲得しました。

大長美弥子さん(87)
「当時は家族も近所の人も一生懸命になっていたし、新聞記者の人も一生懸命になっていたし、とにかく近所の人にも一生懸命応援していただきましたね」