福島第一原発で溶け落ちた核燃料=燃料デブリについて、東京電力は15日、2回目となる試験的な取り出しに着手すると発表しました。

福島第一原発の1号機から3号機には、溶け落ちて固まった核燃料=燃料デブリが880トンほどたまっているとみられています。東京電力は去年11月に、2号機で約0.7グラムのデブリを試験的に取り出しています。

東電は14日の会見で、15日、2号機で2回目となるデブリの試験的な取り出しに着手することを明らかにしました。「テレスコ式」と呼ばれるつり竿型の取り出し装置を使って、前回から2メートルほど離れた場所から、3グラム以下のデブリを取り出す計画です。

取り出し作業は、順調に進めば10日ほどで完了する予定だということです。