新潟県内屈指の桜の名所・燕市の大河津分水路で、きらびやかな衣装を着て練り歩く『分水おいらん道中』が13日に行われ、多くの人が魅了されていました。
桜雨のもとで行われた『分水おいらん道中』は、今年で80回目の節目の年。
会場の桜は満開で、応募したおよそ60人から選ばれた3人のおいらんと桜との共演を見ようと、前年より5000人多いおよそ2万1000人の観客が訪れました。

【宮城県から】
「初めてで。もう2年くらい前からずっと来たかったので、やっと見に来れました。とっても美しかったです」
見どころは、15cmの高下駄を履いたおいらんによる『外八文字』。
足を外に大きく回すような独特の歩き方で、観客を魅了します。

【観客】
「雨だったんですけど、でもそれに負けないくらいにお着物が華やかだったので、素敵だなと思いました」
「娘が禿(かむろ)役で出ていたので、それもすごく良かったです。なんか遠くに行ってしまうような気がして涙が出ました」
会場ではBSN新潟放送の三石佳那アナウンサーが、おいらんの1人『染井吉野太夫』として撮影会を行いました。

【染井吉野太夫(三石佳那)】
「本当にたくさんの方が、雨の中を来てくださって、分水の皆さんがここにかけているんだなっていう思いが、すごく伝わってきました」
染井吉野太夫の後ろで傘を差す、よしもと住みます芸人・いっすねー!山脇さんとともに、練習を積んだ“外八文字”を真剣な面持ちで披露しました。

訪れた人たちは、満開の桜と美しい“おいらん”との共演を楽しんでいました。
「ドキドキします。すごくあまりに綺麗で。迫力があってすごかったです」
「普段の化粧も綺麗ですけど、おいらんというのは別格かなと思います」