栃木県の仕出し弁当店の弁当を食べた72人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、うち1人が死亡しました。県は「ノロウイルス」による集団食中毒と断定し、死亡との因果関係を調べています。

栃木県によりますと、栃木市の仕出し弁当店「ききょう」が今月9日に調理・提供した弁当を食べた人のうち72人が下痢や嘔吐、発熱などの症状を訴えているということです。

症状を訴えた人の便からは「ノロウイルス」が検出されていて、県は弁当を原因とする集団食中毒と断定し、店を営業禁止処分にしました。

症状を訴える72人のうち2人が入院し、食中毒との因果関係はわかっていませんが、このうち1人が死亡しました。

調査対象となる人の数は2122人で、県は今後、発症者が増える可能性もあるとしています。