■プロ野球・日本シリーズ第1戦 ヤクルト5-3オリックス(22日・神宮)

2年連続同カードとなった日本シリーズ、オリックスは26年ぶり5度目の日本一へ向け初戦を落とした。先発・山本由伸(24)が5回無死の場面に左脇腹をつったような感覚を訴えるアクシデントで緊急降板、4安打4失点で日本シリーズ通算3戦目の先発で初黒星。8回、平野佳が第4打席の村上に本塁打を浴びた。打線は10安打を放つもつながず12残塁に終わった。

山本は6年目でプロ初の神宮での先発。1回、先頭・塩見に初球を叩かれ安打、山﨑を空振り三振も塩見に二盗を決めらる。山田を空振り三振、村上にストレートの四球で2死一・二塁からオスナに三塁線に微妙な当たりの適時二塁打を浴び、2点の先制を許した。

打線はヤクルトの先発・小川に直後の2回、先頭・吉田正の四球から西野、若月の連打で1死満塁とし紅林の右前適時打、山本が空振り三振も2死満塁から福田の押し出し四球で同点に追いつく。

山本は3回、塩見に153キロ・ストレートを左中間スタンドに運ばれソロ本塁打で勝ち越される。村上の第2打席は一ゴロに打ち取ったが、4回にもオスナに初球カットボールを左中間スタンドに叩き込まれソロ本塁打で2ー4とリードを許した。山本の1試合2被弾は今季初。

2点を追う5回1死から宗が安打も盗塁死、2死から中川が三塁打、吉田正の四球と杉本の死球で2死満塁の好機にも西野は遊飛に倒れた。

山本が64球で降板後にマウンドに上った比嘉は三者凡退に抑える。6回は本田が村上を右飛に仕留めるも2死から一・三塁のピンチを招くがサンタナを見逃し三振に斬って取った。7回は阿部が2死一・三塁とするも山田を空振り三振に取る、山田は4三振。8回は平野佳が先頭・村上にフルカウントから136キロ・フォークをライトスタンドへ放り込まれた。村上は日本シリーズ通算3本目の本塁打。

打撃陣は6、7回に小川から代わったリリーフ陣・木澤、田口に走者を出すものの無得点。8回、清水に2死二塁で代打・Tー岡田が中前適時打を放ち1点差に迫っていた。2点を追う9回はマクガフに1死から中川圭の安打、吉田正の四球で1死一・二塁打で杉本、代打・頓宮が連続三振に終わった。

山本由伸は今季リーグ戦で26度の登板し、リーグトップの15勝(5敗)、防御率1.68、奪三振205をマーク。最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率の投手4冠を史上初の2年連続で達成していた。

■昨年の日本シリーズ(11月20日~27日)ヤクルト4勝2敗

第1戦 オリックス4x-3ヤクルト(京セラD)9回サヨナラ 
第2戦 ヤクルト2ー0オリックス (京セラD)
第3戦 ヤクルト5-4オリックス(東京D)
第4戦 ヤクルト2-1オリックス(東京D)
第5戦 オリックス6ー5ヤクルト(東京D)
第6戦 ヤクルト2-1オリックス(ほっと神戸)延長12回