新年度。学校や会社など、新しい環境で人間関係が変わる人も多いのでは?
「何を話していいか分からない」「沈黙が気まずい・・・」
誰でもすぐにできる“初対面でも怖くない”コミュニケーションのコツを
100万部突破『超雑談力』のベストセラー作家で、心理カウンセラーの五百田達成氏が解説します。

“第3の会話”雑談力はなぜ大事?

五百田氏によると、会話の種類は3つあります。
【1】友達や仲の良い人との会話
【2】仕事の場面できちんと話す大人の会話
に加えて
【3】初対面を含む微妙な間柄の人との繊細な会話=雑談

心理カウンセラー 五百田達成氏:
大抵2パターンしか皆さん持っていないんですよね。
「雑談」って、微妙な初対面の人と何となく仲良くならなくちゃいけないけど、踏み込みすぎても良くないし親友になりたいわけじゃないというのを分かっていない。
多くの方が踏み込みすぎて何か地雷を踏んだり、しゃちほこばりすぎて全然距離が縮まらなかったりしています。
“第3の会話”なんだということさえわかっておけば、新しい言語を学ぶように勉強できると思います。

雑談をする中で一番大事なことは何でしょうか?
「頑張って面白い話をする」or「ただの会話のラリーを続ける」

正解は「ただの会話のラリーを続ける」。
雑談の目的は人間関係の構築であり、大切なのは内容ではなくラリー。結論やオチは必要ありません。

五百田氏:
人ってある程度話すと、ある程度ちゃんと仲良くなれるんですよね。
何でもいいんです正直内容は。オチをつけると何が起きるかというと、そこで会話が終わってしまう。
とりとめのない会話を何となくタラタラと続けてほどよいところで、すっと切り上げる。これが雑談の極意です。

恵俊彰:
たぶんスタジオにいるのは会話に困らない人ばっかりだと思いますけど…

江藤愛アナウンサー:
私は会社に入ったときに、話をするのが一番怖くなりました。
オチをつけなきゃ、面白い話をしなくちゃ、雑談じゃ駄目なんだと思っていた部分があって、まさにそれは今でもちょっと続いてるところです。

コメンテーター 高橋ユウ:
私も実はめちゃくちゃ苦手で。たまたまママとお会いしたときに「いつも見てます」みたいに言われると、「何か言わなあかんかな」という気持ちになっちゃうんですよ。何も言えなかったら「全然大したことないや」みたいに思われるのも嫌で、悪い癖だなって思います。