富山県立山町で10日、給食センターの設備の不具合により小中学校7校の児童生徒1597人分の給食のご飯が提供されなかったことが11日わかりました。不具合の対応が完了するまでは職員4人が手作業で学校ごとの容器に分けるということです。
立山町教育委員会によりますと、10日の給食の調理後の清掃中、炊飯ラインの設備の周辺で微量の鉄粉らしきものが見つかりました。

鉄粉のようなものが見つかった設備は、ご飯を炊く釜から各学校の容器に分ける機械で、ご飯に鉄粉が混入する可能性が否定できないことから、この日は、急きょ7校へのご飯の提供を中止したということです。

ご飯を提供できなかった給食は児童生徒合わせて1597人分、教職員を含めると約2000人分です。
立山町は10日午後、各学校の保護者に経緯を説明し、お詫びの文書を配信しました。


翌日の11日、鉄粉らしきものが出た原因はわかっておらず、この日の給食は、不具合のある設備の使用を停止、炊き上がったご飯の釜から各学校の容器に移す作業を職員4人の手作業で行い、通常メニューでご飯を提供したということです。
町は引き続き、不具合の原因が判明して対応が完了するまでこの設備の使用を中止するということです。
