新潟県長岡市出身の日本画家・大矢紀さんが妙高山を題材にした作品を県へ寄贈し、10日、県庁に挨拶に訪れました。

大矢紀さんは日本美術院の最高位=『同人』に位置する画家で、2024年10月、ふるさとへの恩返しとして県に作品を寄贈していました。

知事室の壁一面を覆う巨大な絵。赤倉の妙高山を題材にした「浄土須弥」は院展の出品作で、2018年から19年にかけては総理官邸のエントランスホールに飾られていました。

大矢紀さん
「知事室に来た人に、この辺りに山はないけど、新潟にはこうした妙高山もあるとわかってもらえたら…」

大矢さんは89歳になった今も筆を握っていて、4月末には牡丹を描くため五泉市を訪れると話していました。