熊本市の多くの中学校では、きょう(4月10日)入学式が行われました。

今年度(2025年度)から熊本市共通の新たな制服『標準服』が導入され、これまでとは違った光景がみられました。

熊本市東区の東野中学校。165人の新入生が新たな一歩を踏み出しました。真新しい制服に身を包む新入生たちをよく見ると、異なるデザインの制服を着ています。

赤いリボンとエンブレムがついた制服は以前から採用されていた東野中学校(熊本・東区)の制服です。

一方、青のリボンや三色のエンブレムは、この中学校のいわゆる「制服」ではなく、熊本市が4月10日から導入した熊本市共通の「標準服」です。スカートやスラックス、リボンやネクタイなど自分好みの組み合わせができます。

熊本市共通の「標準服」を選んだ新入生は。

新入生「リボンがあまり似合わなかったから、ネクタイの方がいいかなと思った」
保護者「きょう朝から悩んでいました。どっちかで。うちは下の子がいて性別も違いますが、これをそのまま着れるというところでは金銭的にもありがたい」

新入生「青が好きなので、青が多く入っている市共通にしました」

一方、学校オリジナルの「制服」を選ぶ新入生もいます。

新入生「兄弟が全員東野中学校だったので、自分も東野中学校の(制服)にしてみようと思った」
新入生「(同じ学校とわかるので)塾で友達ができやすいかなと思う」

東野中学校では約半数が新しい「標準服」を選んだということです。