漁業を担う人材を育てようと岩手県などが主催する、いわて水産アカデミーの入講式が行われ、2025年度は10人の研修生が漁業者を目指します。

岩手県釜石市の県水産技術センターで行われた入講式では、佐藤法之県農林水産部長から10代から30代までの研修生10人に許可書が交付されました。
続いて研修生を代表して釜石市出身の久保翼さんが宣誓しました。

(研修生代表宣誓 久保翼さん)
「これからの1年間、仲間同士が互いに刺激しあい、切磋琢磨して共に成長し、地域に認められる漁業者になるために精一杯努力して実りある研修生活を送りたいと
考えています」

いわて水産アカデミーは、高齢化などの理由で減り続ける漁業の担い手を育てようと、県や漁業関連団体などが運営協議会を組織して2019年から実施しているものです。
水産アカデミーではこれまでの6年間で46人が修了し、およそ9割が県内で漁業者として働いています。

(釜石市 佐々木優貴さん)
「これからどんなことを学べるんだろうと思って、楽しみな感じが大きいです」

研修生たちはこれから1年間、船舶資格の取得など漁業に関する知識や技術を学びます。