独自の手法を用いるガラス作家で、世界で個展を開いている西中千人さんの作品展が、岡山市北区の百貨店で開催されています。

岡山高島屋で開かれている「西中千人ガラス展」です。西中さんは、一度作った作品を壊し、別のものと組み合わせることで、ヒビや割れを美しく表現します。会場には、この「ガラス呼継(よびつぎ)」という手法の作品など、約60点が展示されています。

代表作「邯鄲(かんたん)」です。3種類のガラスを繋ぎ合わせた作品で、エネルギーが天に伸びるイメージで制作されました。

(西中千人さん)
「私にとってヒビというのは個性であり魅力なんです。隙間・なにもないところがすごく大事。精神的にもそういうこともあると思うので共鳴していただければ」

「西中千人ガラス展」は、岡山高島屋で今月14日まで開かれています。