■第73回兵庫リレーカーニバル・女子走幅跳(20日、神戸総合運動公園ユニバー記念陸上競技場)

女子走幅跳パリオリンピック™代表で日本記録保持者(6m97)の秦澄美鈴(28、住友電工)が6m40をマークし6連覇を達成した。

秦は1本目をファール、2本目をパスとするも3本目が確実に踏み切り6m40(+1.8)で一気にトップに出た。そのまま秦の記録は超えられることなく優勝。前回大会を制した6m39を上回る記録で今大会も頂点に立った秦は花束を受け取り笑顔を見せた。2位には6m07をマークした竹内真弥(26、ミズノ)、3位には6m03で木村美海(24、四国大)が入った。

自身3度目の世界陸上出場がかかる秦は9月に控える東京世界陸上に向け、参加標準記録(6m86)には及ばずも堂々の優勝となった。

これまで世界陸上はオレゴン、ブダペストと2大会に出場している秦。23年のアジア選手権では6m97を跳び17年ぶりに日本記録を更新した。また同年2月のアジア室内陸上選手権でも6m64をマークし室内日本記録を更新している。昨年のパリ五輪は6m31(+0.4)で全体26位と決勝進出は叶わず。兵庫リレーカーニバルでは2021年に大会記録である6m65をマークしている。