去年、MLBのワールドシリーズを制したドジャースが、7日ホワイトハウスを表敬訪問。大谷翔平と握手を交わしたドナルド・トランプ大統領は「まるで映画スターだ」と大谷を称した。そして、今年9月の東京2025世界陸上で世界記録の期待がかかる陸上界のスーパースターも大谷に熱視線を送る。

その人物は、棒高跳で11度の世界記録更新、パリオリンピック™では大会史上68年ぶりの五輪連覇を果たした超人、アーマンド・デュプランティス(25、スウェーデン)だ。「大谷翔平は世界で最も好きなアスリートだよ。僕は人が無理だと思っていることを打ち破る瞬間を見るのが好きなんだ。彼は誰もが無理だと思ったメジャーリーグでの二刀流を簡単にやってのけた。本当に素晴らしいよ」と大谷のファンであることを公言。「大谷がMLBに来る3年前に、大谷の名前の入った侍ジャパンのユニフォームを買ったんだ」と明かした。

デュプランティスは去年、大谷翔平やテニスのN.ジョコビッチ(37、セルビア)、サッカーのレアル・マドリード所属のV.ジュニオール(24、ブラジル)など錚々たる面々を抑えて、国際スポーツプレス協会(AIPS)が選出するスポーツ界の年間最優秀選手に輝いた超一流のアスリート。

今年はすでに屋内シーズンで世界記録を更新、9月の東京2025世界陸上でも大会3連覇と自身の世界記録更新が期待されている。そんなデュプランティスに3月20日、MLB東京シリーズ開幕戦で販売されている大谷のオフィシャルグッズをプレゼントすると「え、僕に!?サイズは?ラージか!ピッタリだよ」と大興奮。すぐさまユニフォームのサイズを確認する茶目っ気たっぷりな反応を見せてくれた。この日の前日まで東京ドームで行われていたカブスとの2連戦について聞くと「飛行機で寝ていてライブでは見られなかったけど、大谷はホームランを打っていたね!動画で見たよ」と興奮気味に話してくれた。

改めて、大谷について話を聞くと「ショウヘイは世界で最も優れた野球選手だと思うし、僕は野球が大好きなんだ。素晴らしい選手なのでアスリートとして大谷にすごく感化されているし、彼は本当にすごいよ」と語った。そして大谷の母国で開催される世界陸上について「また東京に行けることが本当に楽しみだよ。東京五輪のときは新型コロナウイルスの影響で街を楽しむことができなかった。日本は素晴らしい文化を持っているし、それに日本のプロ野球も見てみたい。今から興奮しているんだ」と笑顔を見せた。今年、球場でデュプランティスの姿を見かけるかもしれない。