これまで新潟市の一部の中学校では、各自で用意する弁当か事前申し込み制の給食かを昼食として選ぶ方式がとられていましたが、2025年度からは市内全ての学校で『全員給食』になります。
9日のお昼前、新潟市北区にある濁川中学校のランチルームには、3年生およそ50人が集まって給食の準備を進めていました。
新潟市立中学校57校のうち28校では2024年度まで、弁当か事前申込の給食かを選ぶ『スクールランチ方式』となっていました。

それが今年度からは新潟市内の全ての学校で全員給食を始めることになり、先行して5つの中学校で始まったものです。
給食の予約を忘れる場合があることや、弁当では栄養が十分に取れない場合もあるのではないかという意見があったことなどが、全員給食にした理由だそうです。

小学校では経験のある給食ですが、中学校でみんなで一緒に食べるのは初めて。
「お味噌汁とかもあるから、給食の方がいいです」
「みんなで食べた方が美味しく感じます」
「温かくて美味しいです」
【新潟市教育委員会 保健給食課 蝦名淳広課長】
「まずは生徒の皆さんに温かくて美味しい給食を楽しんで…」
「全員給食化を契機に、地域やご家庭の皆さんには“食育”への理解を深めていただきたい」

新潟市では、残りの23校でも夏休み明けに『全員給食』を始めるとしています。