宮崎県日南市では、この春、市内の企業に入社した新入社員の合同入社式が開かれました。

この合同入社式は、業種の垣根を越えて、同じ地域で働く仲間との交流を深めようと、日南市企業連携協議会が毎年開いているものです。

日南市飫肥にある小村寿太郎記念館で開かれた合同入社式には、日南市内の企業13社からあわせて20人の新入社員が参加。

式では、新入社員を代表して工業用ゴムの製造会社に入社した坂元紫音さんが決意表明しました。

(新入社員代表 坂元紫音さん)
「これから始まる新しい環境に不安や緊張もありますが、それ以上に社会人として成長できることへの期待と喜びで胸がいっぱいです。常に向上心を持って仕事に取り組んでいきたい」

また、会場では、日南伝統芸能保存会による獅子舞が披露され、新入社員全員の頭を噛んで回り、これからの活躍を祈願しました。

(IT企業に入社)
「責任をしっかり持って行動できるように頑張っていきたい」
(建設会社に入社)
「会社に貢献したい。建設業は道などを作るのでみんなのため家族のために頑張ろうと思う」

今回参加した新入社員のほとんどが日南市内の出身で、関係者によると、高校を卒業して地元に就職する人は増加傾向にあるということです。