長野県は9日、助成金の交付を予定している企業の従業員186人分の個人情報が入力されたファイルを、誤って他の企業にメールで送る情報漏洩があったと発表しました。

県の産業立地・IT振興課によりますと、3月31日に、職員が助成金を交付する予定の企業から提出されたエクセルファイルを加工する作業を行った際に、シートが2つあることを確認しないまま、1つのシートの個人情報を削除しましたが、もう1つのシートにはこの会社の従業員186人分の個人情報が残ったままになっていました。

翌4月1日に、職員が気付かないまま、助成金を交付する予定の14の企業にメールでファイルを送ったということです。

3日になってファイルに個人情報が残っていることに気付き、午前中に14社にメールの削除を依頼し、午後には全社でメールを削除したことを確認した上で、漏洩が判明した企業の担当者に謝罪するとともに経過を報告したということです。

県では、関係する皆様にご心配とご迷惑をおかけしますことに深くお詫びいたしますとした上で、情報の適正な管理を徹底し、再発防止に努めるとしています。