米海軍の大型無人偵察機「MQ-4トライトン」数機が、数週間以内に嘉手納基地に無期限で配備されることが分かりました。米海軍の「MQ-4トライトン」は船舶の情報収集や警戒監視、偵察といった任務にあたる大型の無人偵察機で、約30時間程度連続で飛行することができます。

去年5月からの約5か月間、2機が嘉手納基地に一時配備されていましたが、中谷防衛大臣は8日、数週間以内に、数機が無期限で嘉手納基地に配備されると明らかにしました。

配備の狙いについて中谷防衛大臣は情報収集能力の向上により日米の抑止力・対処力の向上が期待されるとしています。

県庁には8日、沖縄防衛局の担当者が配備予定の説明に訪れ、整備要員の米兵がグアムから派遣されることなどを説明したということです。県は沖縄防衛局に対し、基地負担の増加につながるとして配備に反対する意向を伝えたとしています。

▼又吉基地対策統括監「配備するにしても有人機はその分減らすとか、そういう配慮をしてもらわないと反対しますよということは(防衛局に)しっかり伝えました」

また玉城知事も、無期限の配備について「大変遺憾」として配備計画の見直しを求めるコメントを出しています。