刑事を名乗る男から事件の容疑者に浮上したなどと言われ、大分市内の60代男性が3月にかけ、およそ900万円をだまし取られたことがわかりました。

警察によりますと、大分市内に住む60代男性の自宅に今年2月、国の公的機関を名乗る男から「石川県の医療機関であなたの妻の健康保険証が不正利用されている」と電話がありました。

その後、石川県警の刑事を名乗る男から携帯電話やLINEで「不正利用はなかったがあなたの妻が別事件の容疑者として浮上した。夫婦の口座が資金洗浄に使われている」などと言われました。

そして、検事を名乗る男も加わり「あなたの口座のお金が犯罪に利用されていないか調査するため、大手銀行のネット口座を開設して預金を入れる必要がある」などと言われた男性は、最終的に暗号資産およそ900万円分を送りだまし取られました。

警察が詐欺事件として調べています。