宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山の新燃岳についてです。
先月30日に噴火警戒レベルが引き上げられて以降、いったんは少なくなっていた火山性地震の回数が、ここ数日で再び増えています。
観光地や学校を取材しました。
新燃岳から、およそ5キロの位置にあるえびの高原。
新燃岳から3キロという立ち入り規制範囲には入っておらず、「足湯の駅えびの高原」は通常通り営業していますが、噴火警戒レベルの引き上げ以降、訪れる人が減少しています。
(霧島コネクト 笠島一郎代表)
「皆さま、ちょっと心配されて、通常の今の時期から4割程度、客足が遠のいている」
これから、高原特有の花々が楽しめる時期に入り、今月13日に山開きを控えているえびの高原。
周辺の施設では自主防災組織を立ち上げ、非常時に安全な建物内に誘導する手順を決めておくなど、噴火に備えた対策をしたうえで観光客を受け入れています。
(霧島コネクト 笠島一郎代表)
「安全に過ごして楽しんでもらえる対策はしっかりしている」
先月30日に噴火警戒レベルが入山規制の「3」に引き上げられた新燃岳。
火山性地震の回数は、警戒レベル引き上げ以降、いったんは減少しましたが、その後、再び増加。
今月5日から8日まで、いずれの日も100回を超える回数が観測されています。
気象台によりますと、新燃岳では、去年10月以降、火山性地震が増えたり減ったりする状況が繰り返されているということです。
一方で、地下の熱水やマグマの動きを示すとされる火山性微動は先月30日を最後に確認されていません。
ヘルメットをかぶって登校するのは新燃岳のふもとにある高原小学校の児童たち。
高原町教育委員会は、噴火警戒レベルが引き上げられたことを受けて、町内にある6つの小中学校で、登下校時のヘルメット着用を決めました。
(児童)
「噴火したときに備えて準備をしておきたい。早く警戒レベルが下がってほしい」
「いざ噴火したときにどういう行動をとればいいか、常に考えている。周りを見て急いで行動したい」
(高原小学校 武田 透 校長)
「いつ噴火が起こるか分からない状態なので、子どもたちには、どんな時でも、自分の命は自分で守れるよう話はしていきたい」
気象台は、新燃岳では火山活動が高まった状態が続いているとして、引き続き火口からおおむね3キロの範囲では大きな噴石などに警戒するよう呼びかけています。
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