政府は、けさの閣議で、13日に期限が迫る北朝鮮に対する独自制裁を2年間延長することを決定しました。

林官房長官
「安保理決議の履行を担保するとの観点からも、本日の閣議において、これらの措置を2年間延長することを決定をいたしました」

日本政府は北朝鮮に対し、輸出入などを禁止する独自制裁を実施していますが、8日、この措置を2年間延長することを決めました。

林官房長官は理由について、「弾道ミサイル技術を使用した発射を繰り返し強行し、その能力を増強している」と指摘し、拉致問題についても未だ解決に至っておらず、「北朝鮮をめぐる諸般の情勢を総合的に勘案した」と説明しました。

今後、政府として「引き続き国際社会と緊密に連携しながら、拉致・核・ミサイルといった諸懸案の包括的な解決に向けて全力を尽くす」との考えを示しました。